騒音対策工事
バルコニーアルミ手摺騒音対策工事完工!
皆様こんにちは、代表の赤嶺です。
那覇市内某分譲マンションのアルミ手摺騒音対策工事が完工致しましたのでご紹介いたします。
那覇市内某分譲マンションのアルミ手摺騒音対策工事が完工致しましたのでご紹介いたします。
築8年、12階建、52戸の大きなマンションです。
「以前から台風や強風時に大きな騒音があり大変困っている」とのことで、管理会社でアンケートを実施したところ、、
主に8階以上の上層階、且つ妻(建物の短辺方向)側で発生しているようです。
今年7月末に、住戸バルコニー手摺の現地調査を実施しました。写真は平(建物の長辺方向)側のアルミ手摺です。
アルミ部材の寸法は大きく、縦格子の間隔は狭く、がっしりしています。
次に妻側バルコニーのアルミ手摺を確認したところ、、
僅かですがぐらつきがあります。部材寸法も平側に比べると小さく、間隔も大きいですね。
実は、高層建築物に設置されたアルミ手摺から騒音が発生する事例は全国的に数多く報告されています。文献等で調べたところ、騒音の種類には流体音と振動音の2種類があるそうです。
流体音とは、「空気や水などの流体の運動によって、流体中に発生した圧力の変動が伝播して発生する音のこと。主に手摺面に対して平行に風が当たる場合に発生する。また発生時には格子の振動を伴わない」ものとあります。
振動音とは、「風が格子の間を垂直に通過する際に発生した空気の渦と格子自体の固有振動数が合致したとき、又は格子自体が共振して大きな音になる現象のこと」とあります。
難しい話ですが、流体音と振動音何れも原因として考えられるということですね。
10月末に開催された管理組合理事会に参加させていただき審議したところ、費用対効果を鑑み、先ず可能性が最も高い妻壁側手摺の工事を行うことになりました。写真は手摺子の中央部にアルミ角材で補強材を新設しているところです。
対象住戸全てに強固な補強材を設置しました。外部足場があれば比較的安価且つスピーディーに実施できる工事ですが、各住戸ごと玄関から入室して行う工事は、とても気を遣います
ステンレス製のビス頭にはシリコン系シーリング材を塗布しています。固定度が高まるだけでなく多少なりとも防水効果が期待できます。
スペースが狭く施工し難い部位は、特殊工具を使用。流石ベテランの職人さんは仕事が早くて丁寧ですね
対象住戸の皆さま、管理会社ご担当Sさま
期間中のご協力、誠に有難うございました。
今回の工事で騒音が無くなれば幸いに存じます!